
レスベラトロールはポリフェノールの1種なので抗酸化作用、抗炎症作用がある成分として美容・健康などさまざまな場面で私たちの生活をサポートしてくれる成分です。
そんなレスベラトロールは毎日摂取してこそ効果があるものだと言われています。
そこで今回はレスベラトロールが高配合の3つの食品と、4つの飲み物について紹介していきたいと思います。
食事からレスベラトロール摂取したいと考えている方は要チェックです♡
レスベラトロールの1日の摂取量の目安
レスベラトールの健康に悪影響がない1日の摂取量の目安は体重60㎏の方であれば1日あたり450mgとなっています。
一方で低用量の摂取でも起こりうる小さな変化を考慮して1日あたり120mgとしている研究グループもあるようですが、レスベラトロールの研究はまだまだ始まったばかりなので、最適な摂取量の目安が明確にはなっていないのが現状なのです。
しかし、多いものでも赤ワイン1杯に1mg程度のレスベラトロールしか含まれておらず、赤ワインの摂取量が多いと言われているヨーロッパ人でも1日の摂取量はわずか2mgと言われているので食品から摂取する限りでは健康に悪影響を与える可能性は低いと考えられています。
レスベラトロールたっぷりの食品
レスベラトロール食品① コケモモ(リンゴベリー)
コケモモは北欧の森に自生しているベリー類の真っ赤な果実で、英語名では”リンゴベリー”と呼ばれています。
日本ではあまりなじみのない食品ですが、フィンランドでは昔から親しまれているフルーツの1種です。
生で食べたりジャムやジュース、ゼリーに加工したり、ヨーグルトのトッピングや肉料理のソースにしたりとさまざまな料理に活用されています。
レスベラトロール食品② 虎杖(イタドリ)
日本や東アジアに生息している虎杖という植物もレスベラトロールが多く含まれた食品です。
北海道には虎杖浜という場所がありますが、ここは虎杖が多く生えていることが地名の由来になっているのだとか。
昔は虎杖を乾燥させたものを民間薬として使用していたり、海外のレスベラトロールサプリには虎杖が配合されていることも多いです。
しかし、日本では虎杖の抽出物は医薬品扱いになってしまうので、日本のサプリメントに虎杖が配合されていることはありません。
レスベラトロール食品③ メリンジョ
メリンジョはインドネシア原産のグネツム科に属されている雄雌異株の裸子植物の1種で、グネモン・グネモンノキ・グネツム・ユミヅルノキとも呼ばれています。
インドネシアでは”生命の樹”と呼ばれていて、古くからその実や種子は栄養豊富な食品として健康のために親しまれてきました。
メリンジョの果実は生で食べるのはもちろんのこと、煮たり焼くなどのレシピがあり、若い実や葉っぱ、花も食べることができると言われています。
レスベラトロールたっぷりの飲み物
レスベラトロール飲料① 赤ワイン
レスベラトロールはぶどうの果実や葉っぱ、茎にも多く含まれており、厳しい環境下で育てられたぶどうを使った赤ワインにもレスベラトロールがたっぷりと含まれているのです。
ワインには大きく分けて赤ワインと白ワインの2つの種類がありますが、ぶどうを皮ごと潰して一緒に絞って熟成させている赤ワインの方がレスベラトロールは多く含まれています。
ちなみに、赤ワインに使われているぶどうの種類によっても含有量が異なり、特にピノ・ノワールやメルロー、ネオビロなどの品種にはレスベラトロールが多く含まれていると言われています。
レスベラトロール飲料② ファインレスベラワイン
2016年度のモンドセレクションで審査員賞と最高金賞を受賞したファインレスベラスワイン。
ワインの風味に大切な甘みや渋み、酸味、苦みがあり食事にぴったりな本格的なワイン”テイスト”の飲み物です。
レスベラトロールなどのポリフェノールをたっぷりと含んだノンアルコール飲料なので、アルコールの摂取量が気になるという方やお酒が飲めないという方にもおすすめ。
100mlあたり15mgものレスベラトロールが配合されているので、レスベラトロールをしっかりと摂取したいというときには最適な飲み物になるでしょう。
レスベラトロール飲料③ 100%ぶどうジュース
アメリカのネイチャーで公表された研究で、ぶどうジュースにもレスベラトロールが含まれていることがわかりました。
ワインが苦手だからと言ってレスベラトロールの摂取を諦めてしまった人も100%ジュースなら毎日手軽にレスベラトロールを摂取することができるでしょう。
100%ぶどうジュースには皮由来のレスベラトロールしか配合されていないので、種由来のレスベラトロールも配合している赤ワインと比べると含有量は10分の1~2分の1程度に下がってしまいますが、それでも老若男女問わず飲み続けられる飲み物ということで重宝されています。
レスベラトロール飲料④ お茶
残念ながらお茶そのものにはレスベラトロールは含まれていませんが、日本ではレスベラトロールを摂取しやすくするためにレスベラトロール配合のお茶が販売されています。
例えば山崎製パンの”レスベラシー茶”もその1つです。
1本に配合されているレスベラトロールは0.5mgと少な目ですが、ビタミンCも配合されているので美容や健康のためにレスベラトロールを摂取したいという方には最適な飲み物にになるでしょう。
おわりに
レスベラトロールが含まれている食品や飲み物は身近にも存在しますが、レスベラトロールは毎日摂取し続けてこそ本来の効果が期待できるものだと言われています。
食品や飲み物には少量しか含まれていないので過剰摂取で健康に被害を与える可能性は低いですが、確実にレスベラトロールの効果を期待したいのであればサプリメントを活用するのもおすすめ♡
毎日の食事にレスベラトロールを含む食品や飲み物を積極的に取り入れることでその効果を期待してみてはいかがでしょうか。